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Storytellers Cafe

We Came to Take Your Jobs Away

最近のお気に入りバンドKultur Shock(公式サイト)の最新アルバム“We Came to Take Your Jobs Away”がとてもイイです。

相変わらず怒涛のなんじゃこりゃミクスチャーって感じで。楽し。一発目の「オッパー」から激しく勤労意欲が失せて、聴き続けてるとヤバイです。なんなんだこのおもしろさは。CDジャケットが便所でキュッポンっていうのも庶民的でイイっすねー。どんな歌でも一緒に歌わないと気が済まない人間としては、今回、歌詞カードがついてたのもうれしい。しかし、それでも難易度高いわ。キリル文字なんか使ってる時点で読めないし。

また変なモノにはまってるようだがKultur Shockって何?という話になると、知らない人に説明するのはかなり難しい。CDをiTunesに入れたら“分類不可”(Unclassifiable)というジャンル(?)が出てきて笑ったんですが、確かにオンリーワンすぎて他に比べられるものがないし、うかつに人に薦めると変な人だと思われてしまうリスクが…(いや、確かに変な人かもしれませんが)。とにかく、“まぜるな危険”の表示をあっさり無視してあらゆるジャンルを特濃でミックスした、騒々しく、しつこく、ばかばかしく、イロモノの匂いを濃厚に漂わせながらもきっちり反骨精神に溢れた、要するに超私好みの音楽なんですねぇ。最初に知ったのはたまたまネットで試聴してなんだけど、数十秒聴いてCDを即買い。いきなり「モシモシカメサン、カメサンヨ~」と摩訶不思議なヤパンスキ(ニホンゴ)が聞えてきた時の“文化衝撃”。スカーンとやられました。

バンドとしても、なんかやたら好感が持てるんですよね。プロフィールとか、インタビューとかがいちいち非常におもしろくて共感できます。一応、シアトル基盤のアメリカのバンドなんだけど、メンバーの出身地はワールドワイドにばらばらで。リードボーカルとギターがボスニア出身らしいんだけど、ひとりはセルビア系、ひとりはクロアチア系という俄かに信じられないようなコンビネーション。ボーカルのジノさんていう人は今でこそアレですが、若い頃は相当チャラいポップ系シンガーだったそうで、そのへんを自分の恥ずかしい過去として自虐ネタに使ってる好人物です。ギターのマリオくんは、なかなか私好みの男前。(ジャケでキュッポンしてる彼。)さらに、もうひとりのギターはブルガリア、ベースはなぜか日本出身の人。歌詞も多様で、英語(思いっきり巻き舌のバルカン・イングリッシュ)とセルビア/クロアチア/ボスニア語をベースに、ロマニ語、スペイン語、フランス語、アラビア語、そして衝撃の日本語…もう何でもあり。

ライヴとか、楽しそうで羨ましいんですよ。来日、ないんですかね。まずないんでしょうね。そんなよくある自問自答も寂しいんで、仕方なく家でワインとか飲みながら(本当はラキヤ飲むのがいいんだろうなー)、聴いて踊って「オッパー」と悦に入ってます。そんな私も私だが、一緒に飲んでる時にさりげなくCDかけてみたら「モシモシカメサン」にすら動じることなく平然と無反応で飲み続けた友人もなかなかスゴイと思う。

We Came to Take Your Jobs Away We Came to Take Your Jobs Away
Kultur Shock (2006/10/10)
Koolarrow Records

GYPSY PUNKS

そろそろGogolの話でもしましょうかね。

ここ数ヶ月、飽きもせず聴き込んでいるGogol Bordello(カタカナ表記に自信なし。ゴーゴル・ボーデロというのが一般的みたいだけど、ゴーゴル・ボルデーロと呼びたい感じ)。最初に聴いたのが、去年出た最新アルバム“Gypsy Punks: Underdog World Strike”でした。その後、99年まで遡ってひととおり聴いたんだけど、正直、初期のはいまひとつ。去年の“East Infection”から急に勢いがよくなって、最新作がやっぱり一番好き。いいよーこれ。

Gogolのサウンドを言葉で説明すると、まあ、ジプシー+パンク、というそのまんましか言えないんだけど。聴けばたぶん納得。初期はどっちかつーと東欧の民謡みたいな感じが強かったかな。“Gypsy Punks”では、ラテンとかが入ってきちゃって、かなりゴキゲンなミクスチャーになっています。ラテン系の“60 Revolutions”や“Oh No”なんか、始まった瞬間、1. 踊る 2. 踊る 3. 踊る と、それ以外の選択肢が見つからない。たのしすぎ。「僕の大事なコレクション」のエンディングに使われた“Start Wearing Purple”は、元々は初期の曲なんだけど、このアルバムに新しいバージョンの方が収録されてます。個人的には、なんでこの曲が使われたのか分からないんだけど。“Illumination”か“Undestructable”の方がしっくりくるような。とにかく“Undestructable”は名曲だね。

バンドメンバーのバックグラウンドがまた素敵です。活動拠点はNYなんだけど、ほとんどが東欧出身の移民らしい。ボーカルのユージーン・ハッツ(DJハッツ)はロマ系で、ヨーロッパを転々としてウクライナに落ち着いた後、チェルノブイリの事故に遭ったりなんかして最終的に難民としてアメリカに入ってきたというおもしろい経歴の持ち主で、そういう生い立ちを反映させた歌が多い。そのわりに、歌詞はそれほどインパクトないっていうか、私の好みからするとちょっと一本調子かなーという気はするけど。私みたいに、つい冷めた目で見てしまう嫌な大人になっちまった人間にはストレートすぎて、感覚が若いなぁと(一応、私よりかなり年上だけどさ。見た目も若いんだなこの人)。若い世代に向かって歌ってる感じ。

個人的にはこのユージーン・ハッツという人がどうも苦手で仕方がないんだけど、歌とか音楽性は気持ちいいほどツボ。歌ってる時はほぼ狂人だけど、インタビューとかを読むと、かなり頭が切れる印象です。まあ、頭良くなきゃこんなことできないんだよね。ライヴは凄そう。Gogolの公式サイト(内容濃いんだけど、重くてなんとも見る気をそがれるサイト)にもビデオクリップがいくつか出てるけど、ロシアのサーカスかアングラ芝居って感じで。奇天烈な格好の姐さんたちが妖しく踊ってるあたりは、懐かしのレニングラード・カウボーイズを思い出します。そういえば初期Gogolの曲調はちょっとレニグラ入ってたかも。

Gogolとは別に、J.U.F.というDJハッツの別プロジェクトみたいなのもあるんだけど、こっちはジプシー+バルカン+打ち込み系で、個人的にはそんなに好きじゃないけど、軽く聴けるのでBGMにはいい感じ。なんか同じくNYでBalkan Beat Box公式サイト、いきなりうるさい)っつー似たようなのがあったような?と思ったら、これまさに、元GogolとJ.U.F.のメンバーが率いてるバンドだったらしくて納得したよ。つながってるもんだなぁ。

元々、私がGogolを聴き始めたきっかけはといえば、「僕コレ」でもBBBでもレニグラでもなく、ヨーロッパの音楽系サイトで「アメリカ版ノー・スモーキング・オーケストラがヨーロッパ上陸!」などと紹介されてたからだったんですけどね。ノー・スモーキング贔屓としては聞き捨てならず、アメリカでアレは絶対ないだろーと半信半疑で聴いてみて、案の定、ち、ちがうべー!これはだいぶちがうべー!とつっこんだわけなんですが。でもこれはこれでいいね、とすんなりはまってしまったのでした(笑) Amazon.comでNo Smoking Orchestraと検索すると“こちらもお奨め”でGogolが出てくるし、NSO好きならGogolはイケるっていうのは言えるかもしれません。その逆はあんまり当てはまらないだろうけど。

Gypsy Punks Underdog World Strike Gypsy Punks Underdog World Strike
Gogol Bordello (2005/08/09)
USA Side 1 Dummy

LIVE IS A MIRACLE DVD

先日、フランスのDVDなんて見らんない~~と騒いだ(↓)後でふと気づいたんだけど、ヨーロッパと日本ってDVDのリージョンコードが一緒なのね。じゃあ無問題かというと、そうではなくってテレビに映す時の放送方式が日本や北米のNTSCと違うPAL方式だから見れない。ん?でも、ってことはさ、PCで見る分には問題ないんでないかい??と思ってちょっと調べたら、これがいけそうなんですねー。(ただし、再生ソフトによっては稀に映らないこともあるそう)

早速Amazon.frで注文してみましたDVD版“LIVE IS A MIRACLE IN BUENOS AIRES”。とりあえずフランス語なんて一言もわかんない人間なので、無事に現物が届いた時点で注文できてたー!とバカ喜びなんですが、PCに入れてみると、ほんとに見れたーー!(歓)

(すいません、こんなこと一般常識だったのかもだけど、自分の中では大発見だったんで…)

このライヴDVD、最っ高に楽しい!とりあえず、「SUPER 8」のライヴ映像に物足りなさを感じた人、これ絶対買い!クストリッツァ作品を離れて、純粋にノー・スモーキング・オーケストラというバンドのライヴを体感するために撮られたDVDだから。途中で脱臼とか、楽屋で大ゲンカとか突然コントとかは一切映らない(笑)けどその分、120分間ひたすらカッコいいおやじたちです…たぶん。(なんでそこで弱気になる?)

ステージに出てくる時は、相変わらずかったるそうで服装もめちゃくちゃ。なんかとりあえず朝起きた時の格好のまま来ちゃいましたみたいなおっさんとかいるし…。っていうか、デヤン判事のその格好は誰がどう見てもミュージシャンじゃありませんから(笑)しかも、若手が2人抜けて、替わりに入ったのがまたギャグかと思うようなものすごいおっさんです。(ネレの弟(キーボードのおっちゃん)も不在だったけど、在籍はしてるはず。)平均年齢、飛躍的に上がったな。以前からの面々も「SUPER 8」の頃に比べて、うわー老けたなーという印象なんだけど、なんかいい年のとり方してるんだよねぇこの人たち。

そんなおやじたちがステージで演奏し始めると、途端にテンション高くなってカッコよくって、あまりのギャップが爽快。まさにライヴはミラクル!正直、彼らがここまでカッコいいとは知りませんでした。コミックバンドかと疑ったりして申っし訳ない!と平謝りたい気分。演奏といい、魅せ方といい、客の煽り方といい、本当にプロだなぁと。ただ、クストリッツァはやっぱりギターよりカメラ抱えてる方が様になってる気がしたけど…(笑)なんていうか、彼らの格好よさは、ダサ格好悪さを突き抜けた格好よさだから怖いものナシって感じなんですね。相変わらず、アクは強いしアホバカなパフォーマンス繰り広げてるから、この悪ノリがダメな人には嫌悪されそうだけど。個人的には問題ナシ、ていうかこのおっさんたちに限りもう何でもアリな心境。

また、客席の迫力がすごいんだわ。相当でっかい会場を2階席の端まで埋め尽くし、老若男女総立ちっていうか飛び跳ねてます。なんか気持ち悪いほど波打ってます。ステージに向かって花は飛んでくるし札は飛んでくるし部屋の鍵まで飛んでくるし(笑)ステージにあがってダイブし始める奴らとかいるし(あれはさくら?)すごいよブエノスアイレス…。こりゃあ、来日する時が来たら東京ドーム埋め尽くすくらいはしないとまずいよ。

ちょっとばかり、真面目な話。今まで全く知らなかったノー・スモーキングというバンド(というか、それ以前のZabranjeno Pušenjeというバンド)の歴史を探ってみると、これが知れば知るほど複雑で、バカ楽しいステージからは想像もつかないくらい、やり切れない気持ちになるんですね。(旧ユーゴのあのへんの事情は、簡単に理解しようなんてとっても無理で、同じことが書く人の立場で全く違った印象に書かれてたり、そもそも英語で書かれたものしか読めない時点で自分の情報源が偏ってるのかもしれなかったりするんだけど…。)10代の頃から、たびたび国家の圧力を受けながらもパンクやり続けたネレと仲間たち。国が崩壊して、仲間がバラバラになって、故郷にいられなくなって、移り住んだ街がまた爆撃されて…信じらんないくらい重い現実があったんだな。ワールドバンドとして成功した今の彼らについて、賛否両論はあるんだろうけど、そういう重さをすべてバカ明るいエネルギーに変えてしまう音楽って、ホンモノだと思うのよ。それに、どんなに成功しても決してポップスターにならない、アンダーグラウンドミュージックを貫くっていう反骨精神は、純粋にカッコいいと思う。

DVD特典のインタビューによると、クストリッツァの新作含め、この先も何やらいろいろ活動計画があるそうで。(オペラって…オペラって何よ?!)今後も目が離せない!っていうかやっぱり来日して!

LIVE IS A MIRACLE IN BUENOS AIRES

決算期で仕事が鬼のように忙しいんだけど…すっかりご執心中のノー・スモーキング・オーケストラの最新アルバム“LIVE IS A MIRACLE IN BUENOS AIRES”で疲れを吹っ飛ばしてます。

先月フランスで発売されたCDの輸入盤。こういうのが普通に手に入るって日本は便利な方だよね、と思う。ただ、同タイトルのDVDの方は、日本版を出していただかないとどうにもならないけど。

このライヴ盤、とにかくカッコエエ!今までのCDを聴いていると、そこはかとなくお笑い系の雰囲気を醸し出してたり、「SUPER 8」を観ててもヘンなおやじ集団というイメージが強かったんだけど、ごめんなさい。ライヴは純粋にカッコよかったのですね。

こんなハイテンションとハイクオリティをライヴで貫けるって、このおっさんたちやっぱりただ者じゃない!エミール・クストリッツァなんて御年50過ぎたはずだけど、なんでこんなにテンション高いの?いまだにギター弾きながらぴょんぴょん飛び跳ねてるのかな。聴いてるだけで自然と体が動き出す、っていうかこれ聴いて踊らんでどうする?!みたいな。ていうかDrネレ、ヴォーカル熱すぎカッコよすぎ。パンクおやじ万歳!もう、いくら腹が出てきたって(笑)その声だけでついていきます!って感じ。あんな声で“YOU WANT MORE?”なんて叫ばれたら、“YEAHHHHHH!!”としか言えないさー。

音だけでも楽しさがこんなに伝わってくるライヴって、いいなぁ。“判事、メヌエットを弾く”のノリ、好きです。裁判官姿のデヤンさんがヴァイオリンでボッケリーニのメヌエットを弾き始めて、周りのメンバーが脱力、ネレが「こんなのつまんねーだろ?!」と客席を煽ってメヌエット・ウンザウンザバージョンになだれ込む…みたいな展開(←あくまで音だけで想像してるんだけど)。いかにもライヴって感じで楽しいー!

今までいまいちだと思っていた“Upside Down”なんかも、ライヴでめちゃくちゃ盛り上がる曲だったとは。一番好きな“Pitbull Terrier”がスローになってたのはちょっと残念だけど。ライヴバージョンでは“Devil In The Business Class”が一番よかった。それから、“Ja Volim Te Jos /Meine Stadt”のはじけっぷりも好き。ラストナンバーでのメンバー紹介もよかったなぁ。そうそう、曲は“When Life Was A Miracle”なんだけど、途中で“Life IS A Miracle”って歌ってるとこにしびれた。カッコエエ…。

これ聴いてると、この秋の初来日予定が消えたことがますます残念。ノー・スモーキングの日本での人気ってどの程度なのかさっぱり知らないので、どのくらい需要があったのか不明だけど。今回のライヴ音源は、今年3月のブエノス・アイレス。(わざわざアルゼンチンを選んだのは、クストリッツァの次回作がマラドーナのドキュメンタリーだから?)ファンの声援がまるでサッカー場みたいにすごくて、このリアクションは日本じゃ無理かも、とは思った。「黒猫・白猫」や「SUPER 8」の日本公開時だったらともかく、今このタイミングでこんなに集客できるのかちょっと疑問だし。客席が“Bubamara”大合唱なんて、日本じゃ難しそう。そんなことない?

かといって、自分がヨーロッパや南米までライヴのために行けるかというとそれもまた限りなく無理っぽい話のようで…。だからせめて、ライヴDVDの日本版か北米版、出してください(切実)

着ぐるみクマのいるライヴ風景

そんなの映画「カントリー・ベアーズ」の世界だけかと思いきや…

最近気になって仕方がないバルカン半島のおやじバンド、エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラの公式サイトでにわか知識を蓄えていたら、こんな素敵なライヴ風景を見つけてしまった。

着ぐるみクマの正体は、ヴァイオリン担当のゼブ、ではなくて、デヤン・“レオポルド”・スパラヴァロさんです。たぶん。この人、ヘンな格好だらけのバンドの中でもひと際目立つステージ衣装が多いんだけど(裁判長?とか古代ギリシャ風とか)、いくらなんでもクマ…生粋のロケンローラーだ…!

いいなーこんな楽しそうなライヴ、行ってみたいなぁ。レオポル!レオポル!って声援送ってみたい~。彼ら、「ライフ・イズ・ミラクル」の日本公開に合わせて初来日なんて話もあったようなんだが、立ち消えたらしく…。今のヨーロッパツアーが終わったら、エミール・クストリッツァは新作映画の監督業に専念するらしいし、当分日本に来る話は出ないだろうな。まあ、あのおっさんたちに極東の島国は似合わない気がします…。

そんなわけで今は、「SUPER 8」のDVDと「ウンザ・ウンザ・タイム」のCDと、「黒猫・白猫」「ライフ・イズ・ミラクル」のサントラCD買って毎日ウンザウンザ三昧。(←急にハマり過ぎ。)とりあえず、ウンザ・ウンザは寝る前2時間の服用はいけません。高ぶって眠れやしない。逆に、寝起きにかけたら飛び起きそう。ウンザ・ウンザを聴くと体内プロテインが増えるとかなんとかいうDr.ネレの主張は、んなアホなという感じだが、自分のように低血圧低体温な人間の体質改善には、本気で効果があるかも。なんか怪しい健康食品みたいですが…。

しかし「ライフ・イズ・ミラクル」のサントラはヤバイね。インストの曲は心に染みてめちゃめちゃいいし、歌が、歌が、、、最強。このCD買う人って、すでに映画を観たか、元からクストリッツァ作品やノー・スモーキングが好きな人がほとんどだと思うんだけど、もしも事前知識なしに、ヨーロピアンな恋愛映画のサントラを期待して買ってしまったとしたら、ひどい目に遭うこと間違いなし(笑)もう、あの最高に悪趣味なオペラナンバーを聴いてるだけで、爆笑のち呼吸困難。あと、怪しげなハンガリー語の絶唱デュエットもすごいな。ネレの俺様な歌いっぷりは鼻血もん。突然マカロニ・ウエスタンな歌が出てきたりする節操のなさも最高だ。

なんてことばっかり書くと誤解を受けそうだが、念のため、彼らはお笑いバンドではないし、映画もお笑いではないです…。言葉で説明しようとすると薄っぺらくなってしまうんだけど、クストリッツァの映画にしても、ノー・スモーキングの音楽にしても、笑いと怒り、喜びと悲しみを同時に爆発させちゃうようなところがあるんだよね。一筋縄ではいかないのだ。

それにしても、身近にノー・スモーキング好きな人、っていうか知ってる人がいなくてつまらんなぁ。誰も理解してくれないのにひとりでウンザウンザ言っててもアホみたいじゃないですか。もう、誰にでも構わず暑苦しく押しつけて、呆然とさせてみたいというはた迷惑な衝動に駆られるぞ(笑)


**エミール・クストリッツァとノー・スモーキング・オーケストラがわかるサイト(英語版)**

エミール・クストリッツァ(半)公式サイト 
映画監督、ギタリスト、俳優…クストリッツァの多彩な活躍がよくわかるサイト。情報量も半端じゃない。メトロの路線図を模したサイト構成がなんとも素敵。

ノー・スモーキング・オーケストラ公式サイト 
最近リニューアルされた公式サイト。まだ発展途上だけど、ライヴ画像や曲のダウンロードなど、いろいろ楽しそうなコンテンツが。しかしこのサイトの構成見てると、このバンドってデヤンとネレとクストリッツァ以外のメンバーはどうでもいい扱いのような(笑)

エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ 
これも公式サイト…?たぶん、CDを出してるユニバーサル絡みのサイトだと思う。ウンザ・ウンザ・タイムのEカードがダウンロードできます(こんなEカード送られてきたらビビります。)あと、80年代のユーゴでのバッシング事件の顛末が載ってて興味深かった。

ZABRANJENO PUSENJE公式サイト 
ノー・スモーキングの前身バンド、ザブランイェノ・プシェンイェ(←これ一生覚えらんない自信あり)の公式サイト。90年代の紛争でバンドが分裂した時、サラエヴォに残ったメンバーが今でもこの名前で活動してるそうです(拠点はクロアチアのザグレブに移ったらしい)。昔の曲を含め、何曲か試聴ができるんだけど、なんと丸々1曲最後まで聴けるという太っ腹で貴重なサイト。当時の曲調は、わりと正統派?のパンクっぽい感じ。

Na Leo “I Miss You My Hawaii” DVD

先月発売されたNa Leo PilimehanaのDVD“I Miss You My Hawaii”をやっと観た。

ベストアルバム“Miss You My Hawaii”の曲に、ハワイの風景の映像をくっつけたDVD。いわゆるミュージックビデオ、とはちょっと違う。各曲のテーマに緩く合わせた風景が選ばれてはいるが、歌と映像がシンクロしているわけではないので、じっくり鑑賞するようなものではないかも。映像も使い回してるし、画質が粗いところもあるし。BGM代わりになんとなくつけておいて、ぼーっと眺めたり、寝る前にお気に入りの曲だけ観るのがいい感じ。刺激や緊張とは無縁の世界でリラックスしたい時に。

これを観たらハワイ行きたい熱にかかりそうでヤバイかも、と思っていたのだが、予想ほどではなかった。考えてみると、私にとってのハワイ=典型的な観光地の光景が、ほとんど出てこなかったからかな。唯一観光地っぽい映像メインだったのが、ハワイ島での生活苦を歌った“Here In the Rising Tide”っていうのはちょっとした皮肉?あとの大半はハワイの大自然の映像だから、ハワイ通の人なら、どこのビーチだ、どこの滝だ、とわかって楽しいのかも。自分には知らない場所ばかりだったけど、カウアイ島の景色が出てきたのはうれしかったな。

個人的には、大自然を空から映しました、みたいな映像より、人のいる風景の方が好き。ローカルタウンがちょこっと出てきたのがうれしかったし、カップルのいる光景で綴った“E Ho'i Mai Ia 'Oe (Come To Me)”とかがよかった。あと、“Hanauma Bay”の水中の映像も素敵。

映像特典として、・ナレオのメンバーの対談・スライドショー・“Local Boys”のミュージックビデオつき。

対談は、英語バージョンと、上から同時通訳を被せたようなちょっと不自然な日本語バージョンの2種類収録。これ、ハワイで発売された仕様そのままなんだよね。どうせ日本で出し直すなら、字幕くらいつければよかったのに、ビクターさん…。DVDメニューも英語のままだし、なんとなく手抜き?な印象。(ちなみに、ハワイで発売されたものはALLリージョン仕様で日本でも再生できるので、行ける人は現地で買った方がいいような)

スライドショーは、ナレオの歴史や思い出の写真、家族の写真など。公式サイトに載っているものも多いけど、なかなかおもしろかった。日本でブレイクした当時載ったギャル雑誌の切り抜きなんて、よくとっておいたな~と感心(笑)

ストーリー仕立てのミュージックビデオは、なんだかとってもカワイイの一言でした。

Aloha Heaven Live

そろそろ日本でもハワイアンミュージックが賑やかになってくる季節。愛知万博のハワイフェスティバルのためにナレオ(Na Leo Pilimehana:公式サイト)が来日していることを知ったので、東京でも何かやってくれそうな気がして調べてみると、ビンゴ!ビクター主催イベントでエイミー・ハナイアリイと共に無料ライブをやるとの情報が。というわけで本日、生ナレオを見るべく丸ビルに行ってきた。

会場のイベントスペースはなかなかの盛況。この手のイベントに行ったのは初めてだったが、アロハやハワイTシャツを着ている人が多くて、独特の雰囲気だった。(まあ、ディズニーイベントでキャラTシャツやぬいバッジを身に着けた人が集結するのとおんなじようなもん?)

最初に登場したのはエイミー・ハナイアリイ。彼女の曲は、以前スタバのハワイアンCDに収録されていた“Rock A Hula Baby”のハワイアンバージョンくらいしか聴いたことがなかったのだが、伝統的なハワイアンナンバーがしみじみ良かったのでこれからハマりそう。堂々としたルックス、パワフルな歌声で、話すと気さくな感じなのも素敵だった。
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エイミーが数曲(知らないばっかりにこんな書き方しかできなくて申し訳ない)歌った後、ナレオに交代。スターの貫禄たっぷりだったエイミーと対照的に、ナレオの3人は、そのへんにいそうなお母さんたちって感じ。初めて見た生ナレオだったが、あまりにもイメージそのまますぎて、なんだか昔から知ってる人たちみたいな錯覚に陥ってしまった。

歌ったのは、“North Shore Serenade”“I Miss You My Hawaii”“Local Boys”“Flying With Angels”“Pineapple Princess”“Hawaiian Lullabye”の6曲。確か。最新のベストアルバムに収録された曲が中心で、古い曲を含め、代表的なナンバーばかり聴けてなんとも贅沢な気分。欲を言えば、ハワイ語の曲も1曲くらい聴きたかったかな、とは思うけど。

とにかく、あのハーモニーを生で聴けただけで感動ものだったのだが、一番感激したのは“Flying With Angels”を歌ってくれたこと。歌う前にも「一番人気の曲」と紹介されてた通り、私も、ナレオの中でどうしても1曲だけお気に入りを選ばなくちゃいけないとしたら、これにする。無償の愛を歌った究極の癒しソング。個人的にはどこか「リロ&スティッチ」とダブるところもあり、聴く度にじーんとしてしまうのだ。“他のみんながあなたを見捨てても、私はそばにいる”“夢の中で天使と一緒に飛んでいけるよ。落っこちても大丈夫、私がここにいて受け止めてあげるから…”ていうあたり。泣ける。

それにしても、ナラーニがしゃべっていると、アンジェラが横からツッコミを入れてレフアがウケまくったりとか(「こんな連中と21年間もやってるのよ!」by ナラーニ)“Pineapple Princess”でナラーニのパートに合いの手を入れるところが恥ずかしいのか激しく照れながら歌うアンジェラとレフアとか、とても20年以上のキャリアを持つハワイNo.1グループとは思えない初々しさが、さすがナレオ、やっぱりナレオ(笑) ほのぼの癒されるひとときでございました。
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会場でCDを買うとサインをもらえるサービスもあり、満足(^^)その後、夕方から2回目のステージもあったようだが、イクスピアリで映画を観る予定があったので退散した。(映画の話は後日。)
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Mahalo Amy, Mahalo Na Leo!