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「黒猫・白猫」 at BOW30映画祭

シャンテシネで開催されているフランス映画社のイベントで、エミール・クストリッツァの「黒猫・白猫」(Crna macka beli macor: 98年仏独ユーゴ)が1日だけ上映されたので行って来た。毎年恒例の夏風邪ひきかけの体調でどうしようかなと思ったんだけど、大画面で観てみたかったんだよね、この映画。

観に行ってよかった。夏風邪なんて、死んでもケロッと生き返るジイサマたちに渇を入れられて吹っ飛んでしまったわ。ひまわり畑のシーンとかドナウで川遊びとか、季節的にもぴったりだったな。イチゴとバニラのアイス食べたくなった。

やっぱ好きだわー「黒猫・白猫」。いまどき、ここまで天然で活きのいいおバカ映画ってないでしょ。意味不明なグルーヴに気持ちよく呑まれちゃったよ。笑いの相乗効果っていうか、映画館ならではのものがあって、DVDで観た時より数倍おもしろかった。序盤ではみんな遠慮がちにクスクス笑ってたのが、テントウムシちゃん脱走のあたりから笑いが大きくなって、最後のオチで大爆笑。前に座ってたお父さんなんて体揺らしてゲラゲラ笑ってたし。観終わった後の幸福な満腹感がまたいいのよ。ろくでもない人間ばかりの映画なのに、人間って捨てたもんじゃないなと思えて。アヒルだらけで足の踏み場もない暮らしというのもいいもんじゃないかなと思えて。惚れ直した。

エミール・クストリッツァという人は、私の中では言うまでもない超有名監督ということになってるんだけど、どうやら一般的にはそこまで認知されていないらしいということに最近になって気づきまして。もったいないのうと思います。万人に好まれる映画じゃないことは確かだけど、名前が覚えづらいとか地域的になじみがないとか、ヨーロッパの鬼才なんていうから難解な映画なんだろうとかって敬遠している人の中に、潜在的ファンはいるに違いないと思うんだ。

だって究極のエンターテイメントなんだもの。いつだって笑いあり涙ありのストーリー、どこまでも美しい映像、愛らしい動物たちの名演技、(いろんな意味で)個性豊かなキャラクターたち、(いろんな意味で)心に残る音楽の数々…。子どもから大人まで安心して観れる…わけでは決してないけれど(笑)なんかすごい素敵なことになってるシンデレラとかメリー・ポピンズ(なんだよなぁアレ?)とかまで出てきちゃう永遠のファンタジーなんだよこれが。というわけで、クストリッツァの映画を観たことがなかったら、まずはこの「黒猫・白猫」あたりから魅惑の未体験ゾーンに“Run, jump and dive!”してみてはいかがでしょう。爆笑サントラも必須です。(どこのまわし者だあんた)

私、なんだかんだクストリッツァの長編は一通り観ちゃったんですけど、きれいに作品ごとに笑いの要素が増していってるので、このままでいくと今撮ってる最新作(またコメディらしい)はどんなすごいことになっちゃうのか楽しみのような恐ろしいような、とにかく待ち遠しくてたまりません。

黒猫白猫 黒猫白猫
バイラム・セベルジャン (2004/09/17)
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン


黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック 黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック
サントラ (2002/10/23)
ユニバーサルインターナショナル

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