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「クリビアにおまかせ!」

オランダ発“ご近所ミュージカル”「クリビアにおまかせ!」(Ja zuster, nee zuster:2002年)をDVDで観た。

日本では2年前くらいに公開されて、ちょっと話題になってたっけ。オランダだし、ミュージカルだし、ナース姿のオバサマが凄みのある笑みを浮かべてる写真を見ただけでも、一風変わった映画なんだろーなぁとは思ってましたが…思ってた以上にケッタイな映画でした。なんか…変なのよ。うまく言えないけど、とてもヘン…。新手のおかしさに、言葉を失ったよ。

元々は、60年代にオランダで大ヒットしたTVシリーズだったそうなので、当時の雰囲気たっぷりの昔懐かしミュージカル。雨が降れば、道行く人が傘差して歌い踊り始める。女の子はカラフルなワンピース姿。歌とかシャーマン兄弟風だったりするので、「メリー・ポピンズ」好きな人なんか楽しいかも。狂言回しの三人娘(…おばさん?)が出てきたりするところは、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」にも似てるかな。

しかし、まっとうに古き良きミュージカルを再現してるようで、どこかまっとうじゃないんだこれが。だって、いきなりナース姿のおばちゃんたちと赤十字の着ぐるみが踊り出すわけよ。ただ者じゃないわよこの映画。ファミリー向けっぽく見えて、どことなくヘンタイな感じが漂ってるような。いい兄ちゃんが、白ブリーフ姿で爽やかに歌うか普通?

クリビアは、オウムみたいな顔のパワフルなオバサマ。笑顔がマジ怖い。ナースとしてクリビア・ホームを営む…といっても、療養してるのは病人じゃなくて、変人。ちょっと頭が風変わりで社会に適応できない人たちが、陽気なクリビアに世話されて仲良く暮らしながら、隣に住む意地悪な大家を善人にしようと苦心する、というお話なのでした。イエス、ナース。ノー、ナース。

ヒロイン的な女の子は、ちょっと間違えたら山田花子みたいな風貌だけど、かわいおかしいはにかみ屋さん。“お皿を洗う、拭く”以外に存在意義のなさそうなデブとガリのコンビ、正直気色悪い。傷心のデブがうなだれて、というか傾いて歌う姿がツボ。意地悪大家のじいさんのエキセントリックな怪演に、ちょっとクリストファー・ロイドを思い出す。どいつもこいつも、気持ち悪いんだかかわいいんだか怖いんだか、なんなんだよー。皆さん、頭の中にチューリップとか咲かせてないですか?

全ては緩いギャグなんだと割り切れればいいんだけど、それにしては真面目にミュージカルしてるし。なんなんだ、だから、なんなんだコレ…。と首をかしげつつ、いつの間にかおかしなクリビアワールドに慣れてきて、気がつくと一緒にホワホワちょっとシアワセ気分になっている、不思議映画。

この頃、ヨーロッパ映画に惹かれることが多くなったなぁ。こういうの観ると、世界は広いよ。と思う。

それにしても、オランダ人にとってギリシャ人ってそんなに怪しい存在ですか…。
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