Storytellers Cafe

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さよならサンダース、また来てクリス?

タイトルに特に意味はありませんが。大抵、悪い方の予感は当たってしまうもので。案の定、クリス・サンダースにドリームワークスの魔の手が伸びてきてたのね…。情報元は、またもやVarietyの3月27日付の記事で、クリスがドリームワークスと契約を結び、同社で企画中の新作“Crood Awakenings”の監督を務めることになったというもの。

これを受けて、日本でも4月3日付のeiga.comなどでもニュースになったみたい。…このニュースが2日前のネタだったらよかったのにねぇ。(eiga.comの4月1日企画、毎年サムイマさんに匹敵するくらい好き。)

個人的には、当然おもしろくねーなーという感想だけど、こういう選択をしたクリスの気持ちは解るような気もしたり。「とにかく何かに取りかかりたくて、このチャンスを逃したくなかった」という本人のコメントを見るとね。なんかそれって、何年も付き合ってた子と別れた直後に新しく出会った相手と結婚しちゃう心境みたいだなぁ。“American Dog”に費やした数年が全くの無駄になってしまった今、何か始めないとという焦りは当然あるよね、と、数年前に比べて格段に老けたクリスの近影?を見てしみじみ思うのでした…。

このへん、1作仕上げるまでに普通に5、6年かかってしまうという長編アニメーションならではの辛い事情を感じます。どんなに順調だったとしても、一人の監督が世に出せる作品数って、実写映画の監督とは比較にならないほど限られてくるもんなぁ。近い将来、新しいクリス・サンダース監督作品が誕生するというのなら、それだけで幸運なのかも。それがドリームワークス作品っていうのはキズだし、元々別の監督がやるはずだった企画が内部のゴタゴタによってクリスに回ってきたというのは、“American Dog”と同じことがここでも起きてるわけで、非常に皮肉な話だけどね。

ただ、このうれしくないニュースにも、ちょっと興味を惹かれる要素が。

ひとつには、この“Crood Awakenings”っていう企画自体が、わりとおもしろそうなんだよね。石器時代の古いリーダーと新しいリーダーの対立みたいな話らしいんだけど、それだけ聞いてもシニカルなコメディっていうのが判る。元々の脚本を手がけていたのは、なんとジョン・クリーズ。もちろん、クリスが引き受けたからには大幅に変更されるに違いないけど、うまくいけば、モンティ・パイソン&クリス・サンダース!というちょっとあり得ない組み合わせのミクスチャー感覚が楽しめるかも?まあ全ては、この企画がこのまま進んだらの話。一応、2009年か10年に公開予定といわれているものの、どうなるかわかったもんじゃないので先走った期待はしないに限るけど。

もうひとつうれしかったのは、このニュースでイギリスのアードマン・アニメーションとドリームワークスが提携解消していたのが判ったこと。“Crood Awakening”は元々アードマンの企画で、アードマンとドリームワークスが契約を解消したために中断していたんだそうです。アードマンが権利を保有すべき作品をドリームワークスに取られて、そこに、ディズニーに自分の企画を取られたクリス・サンダースが関わってくる…と考えると複雑だけど、それはそれとして。アードマンがドリームワークスと別れた事実はうれしいわ。「ウォレスとグルミット」の長編なんかはアードマン・テイストが活きていてよかったけど、次のCG長編でドリームワークスに干渉されて衝突したらしい。新しい提携先のソニーがアードマンの映画作りに理想的かというとそれは判らないけど、少なくともドリームワークスよりはいい相手に違いないよ。アードマンの英断に拍手。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://dstories.blog9.fc2.com/tb.php/110-8e9618ff
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。