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La Radiolina

最近、家で流しっ放しにしているManu Chao(公式サイト)の“La Radiolina”。6年ぶりの新譜だそうで。なんかこの人って、時代を感じさせないというか、軽く超越してる感じだね。

ソロになってからのアルバムの中では一番好きかも。どちらかというと、マノ・ネグラの初期の頃の曲が好きだったので、久々にギターがギュイギュイいって疾走している感じがうれしいです。かといって、昔の作風に戻ったというわけではなく、マノ・ネグラとマヌ・チャオのいいとこどりミクスチャーとでもいうような。軽快に流れていく、捉えどころのない心地良さ。

マヌ・チャオの楽曲って、自分にとっては、入り込んで聴くというより、流しておいて身を任せて、気がついたら力が抜けてるみたいな感じ。アルバムに曲間がないのと、歌詞を聴き取ろうとしてないせいかな。何やらメッセージ性も強いんだろうなとは思うんだけど。そもそも言語的に(フランス語、スペイン語、ポルトガル語、英語…)8割は解らないしね、まあいっか、と流してしまう。

そんな自分でもさすがに気づくほど、今回のアルバムで際立っていたのはストレートなメッセージ。理解できる英語詞の部分だけでも、“Politik kills”とか、“Rainin in paradize”の内容。今どき目新しいメッセージではないけれど、極端にシンプルな英語詞がかえって鮮烈。この人、元々ポリティカルな面での活動も有名みたいだけど、ひどくなっていく一方の世界に、ここまではっきりと声を上げずにはいられなかったのかなと。個人的には、音楽や映画であからさまにポリティカルなものを感じると警戒してしまうんだけど、マヌ・チャオの場合は別だな。独善的な匂いやアジテーター気取ったところが全くないから。やっていることが、自分のイメージ売り込みとか、正当性の主張とかとは無縁のところからきてるっていうのが伝わってくるんだ。

音楽としても、そう。主張を伝えたいがために歌ってるんじゃなく、ただ、ギター抱えて歌うことが楽しくて仕方ないみたいな感じ。ジャンルとかルーツとかポリシーとかいったものに左右されない、自由な音。だから、エラソーな感じが微塵もないんだよね。何にも束縛されることのない、稀有な存在というか。

こういう人が活躍し続けていることを思っただけで、世の中捨てたもんじゃないかも、という気持ちになれます。


La RadiolinaLa Radiolina
(2007/09/04)
Manu Chao

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